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技術マニュアル By Tatsuya Ikezawa

このストレートパーマ&デジタルパーマ技術マニュアルは一般に公開していますが、スタイリスト個人での使用に限らさせていただきます。

リンク希望の方、マニュアルを活用させたいサロン様、企業様は私宛に連絡をお願いします。

連絡先メールアドレス  tatsuyaikezawa@gmail.com

 

このマニュアルを通し、ヘアスタイリストの方々の不安が少しでも解消され、世界中で一人でも多くのお客様が美しく、幸せになればと願っています。

マニュアルに関しての質問、修正点などありましたら気軽に連絡をお待ちしております。

リシオストレートパーママニュアル

Milbon Liscioを使用。 リシオストレートパーマを以下ストパーと表記

1、カウンセリング&ヘアヒストリー

 事前に必ず確認するべき項目

 

・ケミカルヒストリー、特にカラーの有無。

 見た目ではカラーをしていないと思っても黒染めしていることがあったり、カラーをしているように見えても、太陽光などで自然に色が抜けて明るくなっている(白人)場合がある。

(この判断を間違えると、取り返しのつかないミスになるので必ず確認すること。特にカラーの有無により、使う一液、前処理剤、プロテクション、チェックすべき時間が大きく違ってくる。)

 

・どの程度のストレートを希望しているか。

 ピンストレートを希望しているのか(白人に多い)

 ぼさぼさが落ちつけばいいのか。

 根本中間をまっすぐに、毛先カールがほしい(ストパー&デジパーミックス技)

 希望のストレートにより、アイロンの代わりにブロードライで仕上げたり、根本中間はアイロンで仕上、毛先にデジタルパーマをかける等など、ぜじゅつ内容が変わってくるので事前に確認し、同じ仕上がりをイメージできるようにする。写真でイメージを確認すると失敗が少ない。

 

・希望のヘアスタイル(特に前髪の有無、分け目の変更に注意)

 レングスを大幅にチェンジさせる場合は、粗切りでレングスを切っておくと施術時間、薬剤を減らすことができるし、仕上がりのイメージがつきやすい。

 一液後のアイロンで毛流れが決まった後に前髪を作ったり、分け目を変えようとすると毛流れに逆行することが多く、毛先が跳ねたり、おさまりが悪くなったり、分け目が消えないことが多いので、あらかじめ分け目は聞き(最悪でもアイロンする前にま)希望のスタイルに合うようにアイロンで仕上げておく。

 

・施術することによって起こりうるデメリットを伝える。

 ヘアカラーの退色。ある程度明るいグレーカバーなどは退色が激しいことがある。

 毛が細い場合はボリュームが無くなる。トップを根元からストレートにするとボリュームが出なくなる。

 痛みが進行する場合がある。何度もストレートをするとどうしても髪の毛は傷んでいく。

 前髪を作ることによってストレートの持ちが悪くなる。短い髪の毛ほどストレートパーマの持ちは悪くなるので、ショートスタイリに変更する場合はお客様に事前に伝えてあげる。

 

2、施術 きれいに伸びる最小限の軟化

 

 

 塗布をする順番としては、一般的に一番軟化するのに時間がかかるネープから塗布を行う。

 アウトラインに細い毛、短い毛がある場合はそのアウトライン1センチくらいはスキップし、全頭塗布し終わった後に塗布する。(顔回り、ネープアウトラインの毛は細いことが多く、軟化が早いため)

 

 塗布に時間がかかる場合は、弱めの1液で塗布し、だんだんと強くしていくことも効果的。

 髪の毛が絡まりやすい場合はできるだけ事前にコーミングをしておかないと、塗布時間が大幅に増え、軟化具合にばらつきが出るので気を付ける。

 髪の毛が絡まりやすい場合は、プロテクション、前処理材をつけるとさらに絡まりやすくなり、コーミングできなくなるので気を付ける。

 カラー等で軟化が早い場合は2人で塗布したほうが軟化が安定する。

 

 以下、理解しやすいようにバージン毛の軟化時間を100とした場合、どれくらい早く軟化するかを私の経験で数値化しています。

 

 シングルカラー有

(パーマネントカラーの場合)

最後のカラーから時間が空き、根本のバージン毛とカラー毛を同じ1液で施術するときれいに伸びない場合、同日にカラーした後にストパーすることもある。カラーをしてからストパーが一般的。

 ストパー1液で若干カラーが明るくなるので、ターゲットカラーから1レベル~0.5レベル程度暗い設定のカラーで施術しておく。

 結果的にカラーをしてから同1液でストパーのほうがきれいに仕上がることが多い。

メーカーでは推奨されていないので、個人の責任で行う。

 

 グレーカバー、地毛に近いカラー、パーマネントカラーの場合

 1液はノーマル+ボトルのN スタートはノーマル+マイルド1:1でも良い。

 全頭塗布終了後、スタートした個所をなんかチェック。

 10分前後で流し。

 軟化時間、ネープ、耳上1パネル。バージン毛の180から200パーセントの軟化速度

      それ以外、200から250パーセントの軟化速度

 

 セミパーマネントカラーの場合

 1液塗布はパーマネントカラーの場合と同じ。

 1液選択は強い髪の毛であればストロングを使うこともあるが、基本的にはノーマルスタートで塗布終了後に軟化チェックをし、10分後、軟化が不十分であればストロングで重ね塗りし、軟化させていく。

 軟化時間目安、ネープ、耳上1パネル。バージン毛の120から150パーセントの軟化速度

      それ以外、150パーセント前後の軟化速度

 

  マニキュア

 1液選定はバージン毛と同じ。

 1液により退色する場合があるので事前に説明する。

 マニキュアでのグレーカバーであればストパー直後に同日行うことができる。

 

 地毛より3レベル以上明るいグレーカラー、おしゃれ染め

 ノーマルとマイルド1:1 軟化速度が速いのでマイルドのみでスタートし、徐々にマイルドを混ぜ軟化スピードが均一になるように調節する。

 塗布が終了したら最初に塗布した個所を軟化チェック。最初の塗布した場所が十分に軟化していて、塗り終わりの個所が軟化が不十分であれば、随時軟化した個所から流していく。(ハイライトの流しと同し感じで)

 

  尚、一般的に白人のほうがアジア人よりも軟化にかかる時間が長い。 

 クリーム状の1液にボトルのN,Hを混ぜると塗布がしやすく、コーミングでの軟化チェックもやりやすくなる。5%~10%程度。

 

 

 

 Liscio 1st solution gel type.

なお、ヘナ等のカラーをしているとストパーに影響があるとの情報があるが、影響を感じたことはない。

インド系、アジア系がたまにしている場合があるが、最近はアンモニアフリーのカラー材も増え、ヘナを使う人は少なくなった。

 

ハイライト毛への施術

ロートーンのハイライトであればシングルカラーと同様に施術する。

毛先、特に顔周りの明るい毛、傷んでいる毛にはプロテクションを塗布し、オーバープロセスを予防する。

主に使うプロテクション、50(Knoture 0)  、70、90

50は1液の力を50%弱めるという意味。

 

強さの違う1液を用意すれば基本的にプロテクションクリームを使う必要はないが、傷みやすい毛先、ハイライト(可能であればピックアップしてハイライト網にだけプロテクションを塗布)に塗布しておくとオーバープロセスを防止することができやすくなる。ただしプロテクションを塗っていても、軟化は進行するので、基本的には薬液の強さで調節したほうが失敗は少ないと思う。

 

例、バージン毛にブリーチハイライトが入っている場合、ハイライトをできる限りピックアップし、プロテクション90を塗布。バージン毛とハイライト毛の軟化をできる限りで同一にする。

     

 

 アイロン
毛流れに沿って必要な場所に熱を当てるか。
分け目を確認し、アイロン前は髪は完全に乾かす。ブローしても良いと思う。
分け目が決まっていないときは真ん中分け。
毛流れに沿って、根元が折れないように。
ショート、前髪などの短い場合はラウンドに仕上げる。
一液を塗布していない毛もある程度しっかりアイロンで伸ばしておく、
一液を流した際毛先が軟化されフリージーになっていることがあるので。 ※オーバープロセスでフリージーになった場合は事前にブローをして伸ばして、
中温でアイロンをするとフリージーを軽減できることがある。 2液は1液を塗布したところは確実にカバーする。 前髪はハイライトペーパーではさみ、内巻きで止めておく。割れないようにするため。 化学反応で2液が熱をもち、その熱が冷めれば流してよい。おおよそ5分。 ケラチントリートメントと組み合わせると、ハイライト毛にも対応できる。
オーバープロセスのFIXにも対応可

ストレート後のケラチントリートメントをすると艶、手触りは格段に良くなる。
48時間はシャンプーはせず、縛るときは弱く。
カラーリタッチ・白髪染めをした後にストレートパーマをしたほうが楽な場合が多い。
その場合はカラーをして、そのままストレートパーマへ。カラーは仕上がりイメージよりも1レベル暗い
カラー剤を選択する。ストレートでカラーが少し明るくなるので。
カラーされている髪とされていない髪では1液を使い分けないといけないことが多いため、
カラーをしてしまえば同じ1液で対応できる。
このマニュアルは私の経験のもとに考書かれたものなので、この技術方法が全て正解で、
ストレートパーマすべての技術を網羅しているということではないが、参考にしてもらえたら思います。

「白人向けのストレートパーマ講習」希望の方、連絡頂ければ有料ですが講習いたします。
tatsuyaikezawa@gmail.com まで連絡お願いします。
Tatsuya Ikezawa

デジタルパーマ理論。
施術時間は2時間半以内が理想。(スキャルプマッサージ、ショルダーマッサージ込)

デジタルパーマと縮毛矯正は熱の力で曲げるか、伸ばすかの違いで基本的には同じ理論。
いかに最低限の痛みで最大限の効果を出すか。
そのためには1液の施術が特に大切。
オーバープロセスさせると修復不可能。

カウンセリング
ケミカルヒストリーは必ず確認すること。特にカラーの有無とストレートパーマの有無。

 カラー、ストレートパーマをしている場合はダメージ、カールがだれる可能性があることを伝える。
 ※アジア人であれば、ある程度のカラー、ストレートパーマなどは対応できるが、
 白人の場合はカラー、ストレートパーマをしている場合は施術はしない方が良い。
 将来的に、薬の向上、知識の向上などでできるようなるかもしれないが。
 かかるかどうか判断しにくい場合は、実際に1センチ四方くらいで髪の毛を取って実際にパーマをかけてみる。
 時間も手間もかかるが、一番確実。お客様とカールのイメージが共有できるので失敗が少なくなる。 最初にカット。(ワックス等が付いていなければそのままカットをし、シャンプー→1液塗布。) カットの際はパーマをかけた後のイメージ意識しカットする。 ハチ下、耳回りなどの重くなりやすいエリアの毛量調整を行い、パーマが均等にかかるように調整する。 一液選定、パーマのかかっていないエリア アジア人、バージン毛。ノーマル+ボトルN 加温10分~15分 アジア人、カラー毛、カラーによって異なるが、ノーマル+ボトルN 5分~10分以内
デジパーがすでにかかっているエリア ノーマル 自然3分~5分 コーミングしてカールが伸びたら。 白人バージン毛。ストロング加温15分前後。白人のカラー毛は相当の経験、自信がない場合以外やらない方が良い。
デジパーがすでにかかっているエリア ノーマル 自然3分~5分 コーミングしてカールが取れたら。
アジア人(ロングヘア)ロッド選択の目安。 大きいカール、24ミリ、22ネープミリ 辺り 普通のカール、22ミリ、20ミリ レングスが肩位の場合はネープライン18ミリ ※27ミリはほとんどカールは出ない。Sカールがぎりぎり出る位。 白人、ファイン毛(ロングヘア) 大きめカール 20ミリ以上だとカールがほとんど出ない。 普通のカール。18ミリ~16ミリ。 ネープ16ミリから12ミリ。 ファインヘアでカールが出なさそうな場合は14ミリ~12ミリで巻く。 90度で15分でほぼ100%熱は伝わる。

カラー毛 90度 10分以下
ダメージ毛 80 10分以下 パリパリに乾いていなくてもカールは出るので、過度な熱は当てないようにする。 コードの接続、ロッドの接続、ロッドが壊れているなどの理由でロッドが暖まらない場合があるので、 5分くらい経ったら実際に熱くなっているか確認する。 一本でもロッドが熱くならないと、同じ時間のやり直し時間がかかるので気を付ける。 ロッドに付いている熱で色が変化するゴムの色を見れば熱くなっているか分かるが、
実際に触って確認するのが確実。 ※日本人以外のアジア人は22ミリ以上使わない方が無難かも。
 ある程度しっかりとかかっていないとパーマがかかっていないと感じる人が多い。  カウンセリングの時に、大きいカールが欲しいと言って実際にそうすると、
 掛かっていないと認識されることが多いので。 白人にパーマをかけるときには、過大な期待はかけない方が無難。
しっかりとかからないことを前提として、それでも良いならという感じで。 ドライヤーで乾かすと、ツイストして乾かしてもどうしてもだれてしまうので、
ライトに入れて自然乾燥させるのもあり。

実際に白人にかけたパーマの写真を見せる。 リシオのマイルドだとカールの出が悪い気がする。 前髪の微妙なニュアンスカールはカーリングアイロンで出すと楽。 ロッドで毛先のみだと、ロッドが落ちてしまうことがあるので。
ロッド構成は基本的に平巻。

アウトラインはリッジの出るカールが欲しいことが多いので、
毛先まき、ダウンステム。

ゴム跡がつかないように必ずすべてのロッドにピンを使う。